PagesでiPadキーボードのスペースキーが誤作動する現象について
まずは結論から。
ショートカットキーにコマンドが割り振られていました。
学校現場では、GIGAスクール構想の実現により児童生徒1人1台のタブレット環境が整備されています。GIGAスクールにより整備されたiPadには、基本的にキーボード付きのケースが付属されていると思います。そんなキーボード付きiPadで、予期しない動作が確認されたことへの備忘録です。
Pagesアプリでスペースキーを押すとバック操作になる
ある特定のiPadでPagesを使った時だけ、スペースキーが文字変換にならないとのこと。他のメモアプリやSafariを使っているときは、スペースキーで文字変換できるが、Pagesだけおかしいという現象でした。
iPadの再起動やアプリのアップデート、OSのアップデートを試しても改善されませんでした。
原因はアクセシビリティのフルキーボードアクセスにある「コマンド」
設定>アクセシビリティ>キーボード>フルキーボードアクセス>コマンド
コマンドに予期しない操作がスペースに割り当てられていました。
該当するコマンドを削除して、無事にスペースキーが文字変換に戻りました。
Pages以外でもキーボードの予期しない操作の可能性あり
iPadに外部キーボードを接続していて、各種のキーが誤作動しているなと感じた場合は、フルキーボードアクセスの設定を疑ってもいいかもしれません。
スペースキーを押したときに、画面が青くなってスペースが入力できないのも同じ現象です。アクティベートの割り当てキーを変更すると改善されます。
iPadに接続したキーボードが予想外の動きをするときは
アクセシビリティのフルキーボードアクセスを確認してみましょう。
スペースキーが誤作動するときは、スペースキーに割り当てられているコマンドを削除します。
他のキーが予期しない動作をする際は、該当のキーのコマンドを探してみましょう。