PagesでiPadキーボードのスペースキーが誤作動する現象について

2021年12月21日1人情シス,教育

まずは結論から。
ショートカットキーにコマンドが割り振られていました。

学校現場では、GIGAスクール構想の実現により児童生徒1人1台のタブレット環境が整備されています。GIGAスクールにより整備されたiPadには、基本的にキーボード付きのケースが付属されていると思います。そんなキーボード付きiPadで、予期しない動作が確認されたことへの備忘録です。

Pagesアプリでスペースキーを押すとバック操作になる

ある特定のiPadでPagesを使った時だけ、スペースキーが文字変換にならないとのこと。他のメモアプリやSafariを使っているときは、スペースキーで文字変換できるが、Pagesだけおかしいという現象でした。

iPadの再起動やアプリのアップデート、OSのアップデートを試しても改善されませんでした。

原因はアクセシビリティのフルキーボードアクセスにある「コマンド」

設定>アクセシビリティ>キーボード>フルキーボードアクセス>コマンド

iPadアクセシビリティのフルキーボードアクセス

コマンドに予期しない操作がスペースに割り当てられていました。

該当するコマンドを削除して、無事にスペースキーが文字変換に戻りました。

Pages以外でもキーボードの予期しない操作の可能性あり

iPadに外部キーボードを接続していて、各種のキーが誤作動しているなと感じた場合は、フルキーボードアクセスの設定を疑ってもいいかもしれません。

スペースキーを押したときに、画面が青くなってスペースが入力できないのも同じ現象です。アクティベートの割り当てキーを変更すると改善されます。

iPadに接続したキーボードが予想外の動きをするときは

アクセシビリティのフルキーボードアクセスを確認してみましょう。

スペースキーが誤作動するときは、スペースキーに割り当てられているコマンドを削除します。

他のキーが予期しない動作をする際は、該当のキーのコマンドを探してみましょう。

2021年12月21日1人情シス,教育GIGAスクール構想,iPad,1人1台端末

Posted by ラン