学校のパソコンでwindowsにこだわる人は考え方が古いのかも
GIGAスクール構想の実現で、小中学校1人1台の端末整備が加速した。
小学校や中学校で使われる端末は、windows、chromeOS、iPadOSの3つのOSが推奨されている。
1人1台パソコンが整備されていく中で、学校現場からはこんな声が聞こえてくる。
パソコン室のデスクトップパソコンを残してほしい
主に技術の先生などから、デスクトップのwindowsパソコンを残してほしいとの要望があるようだ。
児童・生徒全員がパソコンを使用できる環境になるにも関わらず、パソコン教室にパソコンを残す意味があるのだろうか。
「デスクトップパソコンでしかできないことがある。」という先生もいるが、デスクトップパソコンでできることは、GIGAスクールの端末でもほとんどできる。
もはや、デスクトップにできない持ち運びの容易さや、高速起動などの点からノートパソコンやタブレットパソコンの方が優れていると考えられる。
パソコン室にデスクトップパソコンを残す理由は1つもないのだ。
プログラミング授業のためにデスクトップパソコンを残したい
プログラミングを教えるためにデスクトップパソコンを残したいという要望がある場合は、回答は簡単だ。プログラミングは、タブレットでも十分に学習できる。プログラミングを学習するアプリも数多くあるため、今までより簡単に学習できることとなる。
ブラウザでプログラミングができるサイト、プログラミングができるアプリをインストールすることで費用をかけずにプログラミング授業が可能となる。まずは、無料のプログラミング授業から始めて、物足りなくなったら教材を買い足す方法が理想的だ。
プログラミングを学習できるサイト・アプリ
簡単にプログラミングを学習できるサイトやアプリを紹介する。
1.スクラッチ/スクラッチjr(Scratch/ScratchJr)
Scratchは、小学生から中学生まで幅広くプログラミングを学習することが可能だ。
簡単に言えば猫を動かすプログラミングを書くことができる。スクラッチはヴィジュアルプログラミングなため、命令ブロックを組み合わせてプログラミングを作ることができる。
動きのブロックを使うことで、猫を動かすことができる。同様に、音のブロックで音を鳴らし、見た目のブロックで見た目を変えることができる。
命令ブロックを順序良く並べて、猫に期待通りの動きをさせることで論理的思考力の成長に役に立つ。
簡単な動きから複雑な動きまでできるため、ゲームを作ることも可能である。中学校のパソコン部での利用にも期待できる。
2.ビスケット(Viscuit)
Viscuit(ビスケット)は小学校低学年向けのプログラミングアプリだ。
自分で描いた絵を動かしたり、大きさを変えたりすることができる。好きな絵を描いて、動かすことができるのが子どもたちに人気だ。
小学校低学年の授業で実際に使われていた例が面白かった。国語の授業で、スイミーの話をしていたときのことだ。スイミーの話を読んで、印象に残った場面を絵に描いてみようといって、Viscuitが利用されていた。
子どもたちは、スイミーの絵を描いて、動かし、まるで海の中を泳いでいるようなプログラムを作っていた。みんな興味津々で絵を描いて、プログラミングに取り組んでいた姿が印象的だった。
他にもプログルというサイトなど、プログラミング学習を進められるアプリやサイトは無数にあるため、少しずつ紹介していきたい。