教育現場でPC端末のOSは何がいいのだろう

1人情シス

今日は教育現場におけるPC端末のOSについて考えてみます。数年前までは義務教育の学校(小・中)ではWindows端末が多かったように思う。しかし、最近ではOSも多様化してきている。Windows、iOS、ChromeOS、Android、MacOSどのOSがいいのか検討する必要がある。

パソコンといえばWindowsの考え方はもう古い?

教育現場で児童・生徒のパソコンを入れ替える際に、

「Windowsじゃないとダメだ」

という先生たちがいるようですね。理由を聞いてみると、

「社会に出てパソコンが使えない大人になる」

ということでした。たしかにタブレットも使ったことのない子どもが、いきなり仕事でノートパソコンを使うような状況になれば、上手に使えないかもしれません。しかし、現状は違います。

今の子どもたちはデジタルネイティブであるということ

そう、今の子どもたちはデジタルネイティブです。インターネットは当たり前のもの、分からないことはググればいい、調べ方さえ教えればなんでもできる環境にいます。また、OSによる使用感の違いも今の子どもたちなら簡単に乗り越えられることと思います。OS間での違いも年々少なくなってきているし、AI技術の発達によりもっと簡単にパソコンが使えるようになるとも予想されます。

理不尽に対応する技術を身につけよう

子どもたちには理不尽に対応する技術を身につけてもらいましょう。生徒・児童が成長していく中、大人になり社会に出てからも必ず色々な理不尽がついてきます。この先会社に入ったら、パソコンのOSが見たこともないものの可能性もあるかもしれません。そんなときに、

「僕はWindowsしか使ったことないので、使い方が分かりません。」

となるより、

「僕はWindowsもChromeOSも使ったことあるので、なんでも使えます。」

となったほうが、こいつは使えるやつだなと思われるのではないでしょうか。できなくてもできると言って、こっそりとやり方を調べてできるようになればいいんです。

という訳で結論は、

『OSはなんでもいい』

ここまで読んでがっかりしました?

世の中は理不尽だらけ

これも理不尽ですね。とにかくどんな環境でも、与えられたもの、ことを駆使してやるしかないです。どんなOSになったとしても先生、生徒、児童はやるしかないし、やらなければいけない。情報システム管理者も、選択したOSにどんな問題が起きても対応するしかありません。完璧なOSなんて存在しません。だからOSのシェアも分かれているし。もしかしたら今の子どもたちが大人になる頃にはWindowsが大きく変わっていたり、普通の会社でもiOSが多く使われるようになったりなんてこともあるかもしれません。入力デバイスもキーボードはやめて、音声入力のみになることがあってもおかしくありません。昨日まで働いていた会社が急に倒産したり。世の中は理不尽でいっぱいです。教育現場にもいろいろな理不尽が渦巻いていると思います。情報システムの管理者としては、少しでも理不尽を減らすことが仕事かもしれません。でも、ある程度の理不尽は残しておいた方が教育にいいと思ってみてはどうでしょうか。

『あえて理不尽を残してやったんだ』

とね。そんな気持ちでお仕事したら少し気が楽になりませんか?理不尽が理不尽を呼び、子どもの教育へとつながる。子どもたちの明るい未来のために、完璧は求めずに自分でできる範囲のことをやれたらなと思います。

おわり

個人的にはWindows10はアップデートの関係で動作が重たいので、学校現場であればiOSやChromeOSを検討してもいいかなと思います。

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Posted by ラン